子どもが口呼吸を続けることで起こる影響とは?原因と改善方法も
こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「我孫子ブライト歯科・矯正歯科クリニック」です。

お子さまが無意識のうちに口で呼吸をしていると感じたことはありませんか。現代の生活環境の変化やアレルギー、癖などが原因となり、口呼吸が習慣化するケースはめずらしくありません。特に成長期における口呼吸は、体の発達や口腔内の健康、睡眠の質や集中力にも影響を及ぼすことがあります。
この記事では、子どもが口呼吸を続けることでどのような影響があるのか解説します。口呼吸のチェックリストや、改善するための方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
子どもが口呼吸になる原因

子どもが口呼吸になる背景には、いくつかの原因が複雑に関係しています。ここでは、口呼吸の原因について解説します。
口周りの筋肉の未発達
やわらかい食べ物を好み、硬いものを噛む機会が少ないと、顎や口周りの筋肉が育ちにくくなります。食事中に口を開けたまま噛む癖があると、唇を閉じる力もつきにくいままです。
唇を閉じる力が弱いと、口元が緩んだ状態が長く続きます。その状態に慣れてしまうと、鼻ではなく口から息を吸う形が定着していくのです。口が開いたままでは唇を使う機会も減り、筋肉が育ちにくい状態から抜け出しにくくなります。
普段の姿勢の癖
日常的な姿勢の癖も、口呼吸につながる原因のひとつです。うつ伏せで寝る、頬杖をつく、足を組んで座るといった姿勢は、顎や首のまわりに偏った力をかけます。前かがみの姿勢では胸やお腹が動かしにくく、鼻から深く息を吸いにくい状態です。
その結果、楽に息を取り込める口呼吸に頼りやすくなります。姿勢の癖は子ども本人が気づいていないことが多いため、保護者がチェックする必要があるでしょう。
鼻づまりの慢性化
アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎、副鼻腔炎などによる鼻づまりも、口呼吸が習慣化する原因のひとつです。長期間にわたって鼻での呼吸がしづらい状態が続くと、口呼吸が習慣化します。子どもは大人よりも鼻腔が狭く、軽度の炎症でも空気の通りが悪くなるのです。
また、鼻づまりが慢性化しているのに放置すると、上気道の炎症が悪化して、さらに口呼吸が進行するという悪循環を招きます。
子どもの口呼吸が引き起こす影響

子どもの口呼吸を放っておくと成長や健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。鼻呼吸をしていれば自然に守られている機能や発育が、口呼吸をすることでバランスを崩すことがあるのです。
ここでは、子どもの口呼吸が引き起こす影響について解説します。
虫歯や歯肉炎のリスクが高まる
口呼吸が習慣化すると、口の中が乾燥しやすくなります。唾液には食べかすや細菌を洗い流す働きがあり、口腔内を清潔に保つ重要な役割を果たしています。
しかし、口で呼吸をしていると口腔内が常に乾いた状態になり、唾液の働きが十分に発揮されません。その結果、細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯肉炎になるリスクが高まります。
歯並びや噛み合わせの乱れ
口呼吸の習慣が続くと、歯並びや噛み合わせに影響が及ぶことがあります。口が開いたままでは舌が下がった位置にとどまり、上顎に触れない時間が長くなるのです。その結果、上顎の成長に影響すると考えられています。
上顎の幅が狭いと、永久歯が並ぶスペースが足りず、歯が重なって生える要因にもなります。見た目の問題にとどまらず、噛み合わせのずれにつながりかねません。
睡眠の質の低下による影響
口呼吸が習慣になると、就寝中も口が開いたままになり、いびきをかいて眠りが浅くなりやすいです。睡眠が浅い状態が続くと、成長ホルモンの分泌が減ることもあります。成長ホルモンは眠っている間に多く分泌されるため、身体の発育に影響が及ぶ可能性があるのです。
また、睡眠中は脳が日中の情報を整理する時間でもあり、眠りが浅くなると記憶の定着や学習面にも影響が出るとされています。日中に眠気が残り、授業に集中しづらくなるお子さまもいるでしょう。
子どもの口呼吸チェックリスト

ご家庭でできる簡単なセルフチェックを通じて、子どもが口呼吸をしていないか確認できます。以下のチェックリストに該当する項目が多い場合は、口呼吸の可能性が高いでしょう。
- 普段から口が半開きになっている
- 口を閉じた状態で寝ていない
- 口を開けていびきをかく
- 唇が乾燥しやすい
- 朝起きたときに喉の痛みを訴える
- 鼻づまりが日常的にある
上記が当てはまる場合は、口呼吸が習慣化している可能性があるため、歯科や耳鼻科への相談を検討しましょう。
子どもの口呼吸を改善するためにできること

ここからは、子どもの口呼吸を改善するためにできることを解説します。
耳鼻科を受診する
鼻づまりが慢性的に続く場合は、耳鼻科で診断を受けることで、根本的な問題の解決につながります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、アデノイド肥大などが原因で鼻呼吸がしにくくなっている場合には、治療が必要です。
放っておくと口呼吸の習慣が固定化することがあるため、早めに相談しましょう。
遊びのなかで口を使う機会を増やす
唇や舌、頬の筋肉を発達させるには、使う機会を増やすことが大切です。遊びのなかに口を使う動きを取り込むと、無理なく口周りの筋肉を使う機会を増やせるでしょう。
例えば、風船を膨らませる、ストローで息を吹いて紙片を動かす、口を閉じたまま頬を膨らませるといった遊びが挙げられます。シャボン玉や笛のおもちゃも、唇をすぼめたり息を長く吐いたりする動きを引き出してくれるものです。
唇を閉じる力がついてくると、口が開いたままの状態が減り、鼻で呼吸する習慣にも近づいていきます。お子さまの興味を持ちそうな遊びを取り入れてみるとよいでしょう。
姿勢や生活環境を見直す
頬杖をついたり、足を組んだまま座ったりする姿勢は、机や椅子の高さが合っていないことで起こる場合があります。足の裏が床につき、背筋を伸ばして座れる状態に整えるだけでも、癖が出にくくなるでしょう。
寝るときの姿勢も、注意したいポイントです。うつ伏せで寝る癖があると顎に偏った力がかかるため、仰向けで眠れているか確かめてみましょう。
また、部屋の空気が乾燥していると鼻の粘膜が乾き、息を吸い込みにくくなります。加湿器を使う、こまめに換気をするといった工夫で、鼻で呼吸しやすい環境に近づけられるでしょう。
MFT(口腔筋機能療法)を行う
MFT(口腔筋機能療法)は、口の周りや舌の筋肉を正しく使えるようにするためのトレーニングです。口呼吸の癖がある子どもは、舌が下がった位置にあることが多く、唇にも力が入りにくい状態になっています。
MFTでは、舌を上顎につける位置の確認や、唇を閉じたまま飲み込む練習などを行うことで、口呼吸や歯並びを乱れさせる口周りの癖の改善することが目的です。
まずは、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで正しい動かし方を身につけ、自宅でトレーニングを継続します。歯科医院で回数や進め方の指示を受けながら、少しずつ続けていきましょう。
まとめ

子どもの口呼吸の背景には、口周りの筋肉の育ち方や、口を開けたままになる癖、アレルギー性鼻炎などによる鼻づまりなどがあります。口の中が乾くと唾液の働きが落ち、虫歯や歯茎の炎症が起こりやすくなるほか、舌が下がった位置のままになることで、歯並びや噛み合わせが乱れる要因にもなりかねません。
口が半開きになっている、寝ているときに口が開いている、唇が乾きやすいといった様子が見られたら、口呼吸が習慣になっている可能性があります。鼻づまりが続いているなら耳鼻科、口周りの筋肉や歯並びが気になるなら歯科医院に相談するとよいでしょう。
お子さまの口呼吸にお悩みの方は、千葉県我孫子市の歯医者「我孫子ブライト歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯治療や成人矯正・小児矯正、入れ歯治療やインプラントなど、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、Web予約も受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

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■この記事の監修者
髙橋 克彦 理事長
経歴
- 平成9年 昭和歯科大学 歯学部 卒業
- 平成15年 ブライト歯科クリニック 開院
- 平成20年 アール歯科・矯正歯科 開院
- 平成22年 医療法人社団 優勢会 理事長就任
- 平成23年 ABC歯科クリニック 開院
- 平成26年 One’s歯科クリニック 開院
修了研修・学会等
- 元 昭和大学歯科理工学教室特別研究生
- 日本歯科医師会会員
- 千葉県歯科医師会会員
- 千葉県歯科医学会認定歯科医
- 厚生労働省認可臨床研修指導医
- 臨床歯科麻酔管理指導医
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- インビザライン プラチナエリートプロバイダー
- 国際歯科美容外科認定医
- 国際空手道 極真会館 協力医
- ITIインプラント認定(ストローマン・ジャパン)
- アストラテックインプラント認定
- カムログインプラント認定
- ノーベルバイオケアインプラント認定
- 米国州立インディアナ大学歯学部歯周学インプラント科 FELLOW(研究員)
- 米国州立インディアナ大学医学部解剖学 顎顔面頭蓋部臨床解剖認定医
- 米国州立インディアナ大学医学部麻酔科 頭蓋部認定医
- 米国州立インディアナ大学歯学部矯正科 認定医
- 日本アライナー矯正歯科研究会
- SHINING 3D デンタルアンバサダー
- ほか多数
050-1809-4345