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インビザライン矯正のマウスピースが割れたときは!注意点と対処法を解説

こんにちは。千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」です。
インビザライン矯正のマウスピース
インビザライン矯正は、1〜2週間ごとにマウスピースを交換しながら自己責任で治療を進めます。インビザラインのマウスピースは薄く作られているので、割れることもあるでしょう。

マウスピースが割れたときは「修理はできる?」「どうしたら良いの?」と不安になる方が多いのではないでしょうか。

本記事では、インビザライン矯正のマウスピースが割れる原因や、割れたときの注意点・対処法などについて解説します。マウスピースが割れるのを防ぐ使用法も紹介しますので、インビザライン矯正中の方はぜひ最後までお読みください。

インビザライン矯正のマウスピースが割れる原因

マウスピースが割れて困る女性
インビザライン矯正で使用するマウスピースは弾力がありますが、とても薄いので衝撃が加わると割れることがあります。マウスピースが割れる原因は、下記の通りです。

マウスピースを装着したまま食事をした

インビザライン矯正中でも、食事中は装置を外さなければなりません。咀嚼の際の力でマウスピースが割れる可能性があるためです。

しかし、インビザライン矯正を始めたばかりの頃は、外すのを忘れて食事をすることもあるでしょう。また、矯正に慣れてくると「わざわざ外すのは面倒だ」と装着したまま食事をしたくなるかもしれません。

しかし、マウスピースを装着したまま食事をすると割れるリスクがあるだけでなく、食べかすが歯とマウスピースの間に入り込むことで虫歯や歯周病のリスクも高まります。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりの癖があると、マウスピースに強い力がかかるので割れやすくなります。歯ぎしりや食いしばりは、無意識にしていたり就寝時にしていたりと、自分では気づかないことも少なくありません。

寝ている間に行う歯ぎしりは、歯や顎に500kg〜1,000kgほどの力を加えるとされています。人が食事の際に噛む力は、40kg〜60kgといわれているため、歯ぎしりや食いしばりの力がどれだけ強いのか分かるでしょう。

「朝起きたらマウスピースが割れていた」「歯ぎしりを指摘されたことがある」などの経験をした場合は、歯科医院へ相談しましょう。

着脱方法が間違っている

マウスピースの着脱方法を間違えていると、マウスピースの破損の原因になります。例えば、下記の方法で着脱するとマウスピースが割れるリスクが高いです。

・マウスピースを噛んで装着する
・無理やり指で押し込んでいる
・上下を間違えている
・強く引っ張って無理やり外す

歯科医院でマウスピースの正しい装着方法を教えてもらうことが可能です。不安な方は指導を受けて、正しい方法で着脱しましょう。

保管方法を間違えている

保管方法を間違えていると、マウスピースが割れる原因となります。例えば、マウスピースを外したときに机の上や洗面台に放置したり、ティッシュに包んで保管したりするのは避けましょう。

マウスピースがあると気づかずに上からものを置いて破損する可能性があるからです。また、落下して割れることも考えられるでしょう。

マウスピースを外した時は専用のケースに入れるなど、適切に保管してください。

インビザライン矯正のマウスピースが割れたときの注意点

マウスピースが割れたときの注意点のイメージ
どんなに気をつけていても、マウスピースが割れることがあります。万が一マウスピースが割れたときには、次のことに注意してください。

自分で修理しない

割れたマウスピースを、自分で修理するのは避けましょう。応急処置として家にある接着剤で修理しようとする方もいますが、やめてください。

インビザラインのマウスピースは、歯を適切に動かすために非常に精密に作られています。勝手に修理するとマウスピースの形が変化し、計画通りに歯が動かなくなるかもしれません。治療が順調に進まず、作り直しが必要になる可能性もあります。

また、歯科で使用している接着剤は、口腔内でも使用可能なもので家庭用の接着剤とは異なります。自分で修理せずに、歯科医師の指示を仰ぎましょう。

割れたマウスピースを装着しない

割れた状態のマウスピースを、そのまま装着し続けることも避けましょう。特に、大きく破損しておらず、ヒビが入っているだけの場合などは「このまま使っても良いのでは?」と感じるかもしれません。

しかし、自分で判断して勝手に使用し続けると、歯に適切な力がかからないかもしれません。上記と同様、計画通りに歯が動かなかったり違う方向に歯が動いたりするリスクが高く危険です。

放置しない

マウスピースを装着しないまま過ごすのも避けましょう。マウスピースを装着しない期間が長くなればなるほど、歯が元の位置に戻ります。この現象を後戻りと呼びますが、治療中に後戻りが起こると、作成したマウスピースを装着できなくなる可能性があります。

治療計画を修正したりマウスピースを追加したり、大きな問題に発展するかもしれません。

インビザライン矯正のマウスピースが割れたときの対処法

歯医者へ電話する人
インビザライン矯正のマウスピースが割れたときは、すぐに電話で歯科医師に相談しましょう。そして、できるだけ早く歯科医院を受診して対応してもらってください。

割れた箇所や大きさによっては、修理して使えることもあります。修正が不可能なときは、同じものを作り直したり、次のマウスピースに移行したり、必要に応じて対応します。

歯科医院を受診するまでの間は、割れた装置の1つ前のマウスピースを装着したり、次のものを装着したりして対応することが少なくありません。マウスピースを全く装着していないと、後戻りするリスクが高いからです。

治療状況によって応急処置の方法も異なりますので、歯科医師の指示に従ってください。

インビザライン矯正のマウスピースが割れるのを防ぐ方法

ケースに入ったマウスピース
マウスピースが割れると、歯科医院に行ったり修理費を払ったりしなければなりません。患者さまの負担となりますので、インビザライン矯正のマウスピース装置が割れないないように注意して使用しましょう。

装置が割れるのを防ぐためには、下記の点に注意してください。

正しく保管する

インビザラインのマウスピースを外したときは、正しく保管してください。治療を開始する際に、専用のケースを渡されます。装置を外したら、すぐに専用のケースに入れましょう。

外出中に取り外す必要が生じたときでも保管できるように、専用のケースを持ち歩く習慣をつけてください。ケースを2つ用意して、外出用のカバンに入れておいても良いでしょう。

正しく着脱する

正しい着脱で使用することも重要です。マウスピースを歯列に合わせたら、奥歯から前歯に向けて指で押して装着します。しっかり装着した後は、チューイーを使用してください。

また、外すときは爪で装置を引っかけて浮かせてください。取り外すのが難しい場合は、アライナーリムーバー(マウスピースを取り外す専用の装置)の使用を検討しましょう。

食事のときは外す習慣をつける

食事のときは、マウスピースを外す習慣をつけましょう。上述した通り、インビザライン矯正を始めた頃は、外すのを忘れる可能性があります。

マウスピースをつけたまま食事すると、装置が割れるリスクがあるだけでなく、食べ物のカスがすき間に入り込み虫歯や歯周病の原因にもなります。面倒だと感じるときでも、装置を外して食事をしてください。

歯ぎしりや食いしばりを改善する

歯ぎしりや食いしばりの癖があると指摘された場合や疑いがある場合は、マウスピースが割れるだけでなく顎に負担がかかって顎関節症になるリスクもあります。

自覚がない場合でも、起床時に顎が疲れているなどの症状があれば歯科医師に相談してください。

まとめ

インビザライン矯正をする女性
今回は、インビザライン矯正のマウスピースが割れる原因や、割れたときの注意点・対処法について解説しました。

インビザラインが割れる主な原因としては、装着したまま食事をすることや、着脱方法を間違えていること、保管方法を間違えていることなどが挙げられます。食事中は必ず外す習慣をつけたり、正しい方法で着脱して装置が割れないように気をつけましょう。

また、専用のケースをいつも持ち歩く習慣をつけ、正しく保管できるようにしてください。万が一割れたときには、自分で修理したり使用を続けたりせずに、すぐに歯科医師の指示を仰いでください。

歯科医師の指示に従って応急処置をして後戻りを防ぎ、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

インビザライン治療でマウスピースが割れてしまった方は、千葉県我孫子市の歯医者「ブライト歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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